殿筋(おしり)について
腰痛解消に欠かせない殿筋とハムストリング
お尻の筋肉の代表各は、大殿筋・中殿筋・小殿筋・梨状筋があります。
この筋肉が硬く異常緊張してしまうと腰痛や坐骨神経痛などの症状が現れます。
このお尻のストレッチをしない人は腰痛に注意してくださいね!
では、このお尻の筋肉の役目ですが、
大殿筋は、お尻の一番上側の筋肉で基本的に歩行時に特に使います。
中殿筋は、片足立(階段を上がる際)や足を横に引き上げる場合に使います。
小殿筋は、股関節の外転や股関節の外転の伴う股関節の内旋時に使う筋肉です。
梨状筋は、股関節の外旋や股関節が骨盤の寛骨臼から外れないように繋いでいる筋肉です。
中でも中殿筋は、歩行時に片足立時に骨盤のサスペンションとして使われるため、特に疲労が蓄積されやすい場所です。この中殿筋を緩めることで腰痛や坐骨神経痛が楽になったりするケースが多くみられます。
また、梨状筋の下には坐骨神経が通っているため、梨状筋が異常緊張すると坐骨神経を圧迫してしまい坐骨神経痛となってしまうのでこの筋肉も緩める必要があります。
ハムストリング(大腿の裏側の筋肉)が硬いと骨盤の動きを制限してしまい、骨盤を後傾させる原因となります。
体を前屈させるときに骨盤が回旋して腰椎の負担を減らしますが、ハムストリングが硬いと骨盤が前方に回旋しにくくなり腰椎に負担をかけ椎間板が後方に突出して腰痛がおこってしまいます。
ハムストリングが張っているのですぐに悪影響が出るということではありませんが、慢性的に硬い状態が続くとハムストリング以外の尻 ☞ 腰☞ 背中 ☞ 首というように連鎖的に悪影響を及ぼしてしまいます。
ハムストリングを緩めることで体の背面全体が楽になるケースはよくみられます。