肩こりストレッチ
肩こりは胸から治す
肩こりで一番関わる筋肉が僧帽筋です。この僧帽筋が短縮して血液の循環が悪くなり痛みがでます。
しかし、ボディーケアやマッサージ師がこの僧帽筋を治療しても短縮した原因が他にあるため、多少楽になったとしても一時的でしかないのです。
根本的な原因を治していないからです。
では、その原因の正体は・・・体の前の筋肉に問題があるのです。
そうです。胸の筋肉(大胸筋)が萎縮してしまい上腕が内側に引き込まれて内旋してしまったことが原因なのです。
そうなると肩甲骨が外側に開いてしまうため、僧帽筋が短縮してしまいます。
したがって、この僧帽筋の短縮を治すには胸の筋肉(大胸筋)萎縮を解除することが必要になります。
そして、肩甲骨を元の位置に戻すようにストレッチします。
さらに肩甲骨の動きを良くするために肩甲骨周辺の筋肉をストレッチしていきます。
胸の筋肉(大胸筋)のストレッチ
①壁の横に垂直に立ち、左腕を肩と同じ高さで直角に肘を曲げ壁に手をつきます。
②左肩を前方に押し出すようにして大胸筋の中部をストレッチします。
③左腕の位置を上方に上げて壁に付け、②同樣に肩を前方に押し出すようにして大胸筋の下部をストレッチします。
④左腕の位置を下方に下げて壁に付け、②同樣に肩を前方に押し出すようにして大胸筋の上部をストレッチします。
僧帽筋・菱形筋の短縮ストレッチ
①体の後ろで手の平を内側に向けて指を組みます。
②体を後ろに反らせながら両腕を更に後方に反らせ、両方の肩甲骨をくっ付けるようなイメージで収縮します。
③②の状態から首も後方に反らせ同樣に収縮します。
僧帽筋・菱形筋のストレッチ
①体の前で指を組み上体をかがめながら前方に両腕で大きなボールを抱えるようにしながら水平に伸ばし肩甲骨が離れるようにストレッチしていきます。
②の状態から首も前方に倒して首から背中にかけてストレッチします。
僧帽筋・肩甲骨周辺の筋肉をストレッチ
①両腕の肘を曲げ、胸を張ります。そのまま両腕を上方に突き上げます。
②突き上げた腕を元の位置に下げます。
③①②を繰り返しおこないます。
ストレッチを行う上でのの注意
◎決して無理をしてはいけません!
●ストレッチされている筋肉を意識しましょう。
●全身の力を抜き、痛みのない(気持いい)程度に行いましょう。
●呼吸は止めずに、息を吐きながらゆっくりと(1箇所20秒位)伸ばしましょう。
●反動をつけずにゆっくり行いましょう。過激なストレッチは逆効果です。
●その日の調子に合わせて、適度に毎日行いましょう。
※現在治療中の方、痛みのある方はストレッチを行い痛みがひどくなることも考えられます。医師や専門家の指示に従って行ってください。ストレッチを行ってみて痛みが増すようであれば速やかに中止して担当医に相談してください。